CentOS6.5にPython3.4をインストールし、開発環境を構築する。
Pythonのインストールにはpyenvを使う。
pyenvはPythonのバージョン管理ツールで、Pythonを複数インストールして切り替えるためのもの。今回はPython3.4のみをインストールする。
基本的に以下の内容に従う。
PyenvによるPython3.x環境構築(CentOS, Ubuntu) – Qiita
- pyenvのインストール
- Python3.4のインストール
- virtualenvの作成
1. pyenvのインストール
事前に必要なものをいれておく。
sudo yum install gcc bzip2 bzip2-devel openssl openssl-devel readline readline-devel
pyenvはgithubから取得する。
cd /usr/local/ sudo git clone git://github.com/yyuu/pyenv.git ./pyenv sudo mkdir -p ./pyenv/versions ./pyenv/shims
pyenv-virtualenvをインストールする。
virtualenvはPythonの仮想環境を提供する。詳しくはこちらのサイトをみてくれ。仮想環境ごとにインストールするモジュールを変えることができる。
cd /usr/local/pyenv/plugins/ sudo git clone git://github.com/yyuu/pyenv-virtualenv.git
pyenvコマンドにパスを通す。
echo 'export PYENV_ROOT="/usr/local/pyenv"' | sudo tee -a /etc/profile.d/pyenv.sh echo 'export PATH="${PYENV_ROOT}/shims:${PYENV_ROOT}/bin:${PATH}"' | sudo tee -a /etc/profile.d/pyenv.sh source /etc/profile.d/pyenv.sh
バージョンを確認してみる。「pyenv 20150326-485-g50d5de4」と表示された。
pyenv --version
sudo時にPATHとPYENV_ROOTを引きつぐための設定を行う。
sudoの設定ファイルを編集する。
sudo visudo
86行目くらいを以下のように変更。
#Defaults secure_path = /sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin Defaults env_keep += "PATH" Defaults env_keep += "PYENV_ROOT"
2. Python3.4のインストール
ちなみにLinuxだと最初からPythonがインストールされている。
pythonコマンドで確認してみる。
python --version
以下が表示された。2.6.6がデフォルトらしい。
Python 2.6.6
Python3系を使いたいので、pyenvでinstallできるものを確認する。
pyenv install --list
現時点(2015-04-24)での最新版は3.4.3なのでこれをインストールする。
sudo pyenv install -v 3.4.3
インストールされたか確認する。
以下のコマンドで現在使用されているPythonのバージョンを確認する。
pyenv versions
以下が表示された。
* system (set by /usr/local/pyenv/version)
3.4.3
現在は今インストールした3.4.3でなく、system(2.6.6)を使用している。
デフォルトは各ユーザのデフォルトのPythonを3.4.3にする。
sudo pyenv global 3.4.3
python –versionでバージョンを確認してみる。
3.4.3が使用されていることが確認できる。
system
* 3.4.3 (set by /usr/local/pyenv/version)
3. virtualenvの作成
virtualenvを作成する。
これから作業する際は全てtest01内の空間で行う。
sudo pyenv virtualenv 3.4.3 test01
pyenv versions
system
* 3.4.3 (set by /usr/local/pyenv/version)
test01
test01を使うよう設定。
sudo pyenv local test01
pyenv versions
system
3.4.3
* test01 (set by /home/runble1/.python-version)
viertualenvで作った各作業空間ごとにパッケージをインストールできる。
なので、web制作用や統計解析用みたいに分けれる。
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