Mac上の Vagrantに CentOS7環境を用意して Pythonの開発環境を構築します。
root権限でpyenvに入れるケースになります。root権限でない場合はこちらを参照。
VagrantでCenOS7仮想環境を構築
こちらのブログを参考に Vagrant上に CentOS7環境を構築する。
vagrant cloudに登録されてるvagrant imageを取得し、仮想環境を立ち上げてログインする。
vagrant init kogurek1/centos72_64_min vagrant up vagrant ssh
OSを最新版にしておきます。
sudo yum update
pyenvインストール
pyenvは Pythonのバージョンを管理するツールです。
Python2系、3系の切り替えや、Anacondaへの変更も簡単にできます。
まず、pyenvに必要なライブラリをインストールします。
sudo yum install git zlib-devel bzip2 bzip2-devel readline-devel sqlite sqlite-devel openssl-devel
pyenvは githubから取得します。
今回は /usr/localディレクトリに root権限で配置します。
cd /usr/local sudo git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ./pyenv
pyenvにパス通し、pyenvコマンドが使えるようにします。
sudo vi /etc/profile.d/pyenv.sh
export PYENV_ROOT="/usr/local/pyenv" export PATH="${PYENV_ROOT}/bin:${PATH}" eval "$(pyenv init -)"
環境変数を再読込みします。
pyenvコマンドが使えるようになります。
exec $SHELL -l
pyenvのバージョンを確認してみます。
pyenv -v pyenv 1.0.2-48-g41606c4
ただし、 pyenvでインストールする場合は、sudoを付ける必要があります。
sudo時にPATHが引き継がれるようにします。
sudo visudo
#Defaults secure_path = /sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin Defaults env_keep += "PATH" Defaults env_keep += "PYENV_ROOT"
Python3インストール
まず、pyenvでインストールできるバージョンを確認しましょう。
pyenv install -l # 〜省略〜 3.5.1 3.5.2
Python単体では 3.5.2が最新でした。
しかし、なぜか 3.5.2のインストールが失敗したため、3.5.1をインストールします。
sudo pyenv install 3.5.1 sudo pyenv rehash
現在有効になっている python環境の確認してみます。
pyenv versions * system (set by /usr/local/pyenv/version) 3.5.1
デフォルトで入っている Pythonを使用しているようです。
バージョンを確認すると 2.7.5でした。
python --version Python 2.7.5
pyenvでインストールした Pythonを指定、グローバルで使うよう設定します。
sudo pyenv global 3.5.1
pyenv versions system * 3.5.1 (set by /usr/local/pyenv/version)
インストールした Pythonのバージョンになっています。
python --version Python 3.5.1
参考
データサイエンティストを目指す人のpython環境構築 2016
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