FuelPHPの出力エンコーディングとビューのセキュリティ

FuelPHPのセキュリティについての続き。

FuelPHPの出力エンコーディングと、ビューのセキュリティについて。

ちなみに「エンコーディング」とは、ある形式のデータを一定の規則に基づいて別の形式のデータに変換すること。「符号化」や「エンコード」とも呼ばれる。
逆に、エンコードされたデータをエンコード前に戻すことを「デコーディング(デコード)」と呼ぶ。

FuelPHPの出力エンコーディング

出力エンコーディングとは、ビューへ渡す変数を自動的に処理する機能のこと。
はじめてのフレームワークとしてのFuelPHP」では出力フィルタと呼ばれている。

出力エンコーディングは、デフォルトで ONになっている。
設定は、app/config/cofig.phpで行なう。output_filterの項目を見つける。


/**
 * Security settings
 */
'security' => array(
    output_filter' => array('Security::htmlentities'),
)'

output_filter の設定はデフォルトでSecurity::htmlentitiesメソッドが指定されている。
ビューへ渡される変数は、このメソッドを通過することになる。

htmlentitiesメソッドは、HTML文字を実態参照に変換する。つまり、ビューに渡される文字列は htmlentities() でエスケープされることになる。
配列やオブジェクトにも適用できる。

ただし、ビューにオブジェクトを渡したい場合は、__toString()メソッドを持ってないとエラーになる。

これがビューにどのように実装されているかを見よう。

ビューのセキュリティ

ビューに渡される変数は全てサニタイズされて出力されます。デフォルトの状態では、セキュリティ関数である Security::htmlentities() が出力フィルタとして定義されています。フィルタはアプリケーションの config.php ファイルにて修正できます。 もしフィルタリングせずに変数を渡したい場合、set($name, $value, false) メソッドを使います。

ビューに渡される変数は全てサニタイズされて出力される、ってサニタイズ・・・?
htmlentitiesメソッドを通ってきたと解釈。

ビューへ値を渡すときの処理を見ていこう。
日本語ドキュメントより引用。


class Controller_Example extends Controller
{
    public function action_index()
    {
        $view = \View::forge('example');
        // フィルタして追加する、出力:<strong>not bold because filtered</strong>
        $view->title = '<strong>not bold because filtered</strong>'; //①

        // フィルタせず追加する、出力: <strong> bold because unfiltered</strong>
        $view->set('title', '<strong> bold because unfiltered</strong>', false); //②

        // または、set_safe() メソッドを使う。これは set() メソッドと同じだが、'false' が初期値
        $view->set_safe('title', '<strong> bold because unfiltered</strong>'); //③

        return $view;
    }
}

①XSS対策としてフィルタを通す場合が最も簡単。
②フィルタせずに出力したい場合は、setメソッドを使う。その場合第3引数に falseが必要。
③②と同様にフィルタせずに出力したい場合に、set_safeメソッドを使う方法もある。こちらはデフォルトが falseなので注意。

フィルタせずに出力する方法には、②と③以外にも、View::forgeの第3引数に falseを使う方法がある。

最後に、オブジェクトについての注意を引用。

渡されるオブジェクトが View、ViewModel あるいは Closure のインスタンスでない限り、 オブジェクトは __toString() メソッドを持つことが期待され、出力フィルタリングが有効なとき文字列に強制変換されます。どうしても渡したい場合は、 set($name, $value, false) を使用する必要がありますが、 フィルタすることを決して忘れないで ください。

View以外のオブジェクトを渡すときには __toString()メソッドを持たないといけない。
これ、上で言ってたビューにオブジェクトを渡すときは __toString()を持ってないとエラーになるって話?

忘れそうだな。

参考

Security – 概要 – FuelPHP ドキュメント

Views – 概要 – FuelPHP ドキュメント

FuelPHP でのセキュリティ対策(1) – A Day in Serenity @ kenjis

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