MacにMinicondaでPythonのデータ分析環境を構築する。
CentOSにMinicondaのデータ分析環境は前回構築した。
今回はローカルのMacに同じ環境を構築したい。
Macのバージョンは10.9.5。
Homebrewはインストール済み。
- pyenvをインストール
- Minicondaをインストール
- Minicondaの仮想環境構築
- condaコマンドが動かなかった
1. pyenvをインストール
Homebrewでもインストールできる。
先にHomebrewをアップデートしておく。
brew update
pyenvをインストールする。
brew install pyenv
バージョン確認。
CentOSにインストールしたpyenvと同じバージョンがインストールされた。
pyenv --version # 以下が表示 pyenv 20150326
pyenvにPATHを通すためbashの設定ファイルを編集する。
これをしないとcondaコマンドが実行できないので注意。
vim ~/.bash_profile
export PATH="$HOME/.pyenv/shims:$PATH"
bash反映。
source ~/.bash_profile
2. Minicondaインストール
pyenvでインストールできるディストリビューションを確認。
pyenv install --list
Minicondaの最新バージョンをインストール。
pyenv install miniconda3-3.8.3 # 以下が表示 Installed Miniconda3-3.8.3-MacOSX-x86_64 to /Users/runble1/.pyenv/versions/miniconda3-3.8.3
pyenvで何かインストールした場合は、以下のコマンドを実行。
pyenv rehash
インストールされたディストリビューションを確認。
pyenv versions # 以下が表示 * system (set by /Users/runble1/.pyenv/version) miniconda3-3.8.3
Minicondaを使用するよう設定。
pyenv global miniconda3-3.8.3 pyenv local miniconda3-3.8.3
pyenvで使用するPythonをminiconda3-3.8.3
pyenv versions # 以下が表示 system * miniconda3-3.8.3 (set by /Users/runble1/work/.python-version)
3.Minicondaの仮想環境構築
Minicondaの仮想環境を構築する。
test01という仮想環境をcondaコマンドで作成する。
conda create -n test01 numpy scipy scikit-learn matplotlib cython ipython ipython-notebook pandas
Minicondaの環境を確認してみる。
rootの方に*が付いているので、activeになっているのはrootの方。
conda info -e # 以下が表示 # conda environments: # test01 /Users/runble1/.pyenv/versions/miniconda3-3.8.3/envs/test01 root * /Users/runble1/.pyenv/versions/miniconda3-3.8.3
仮想環境test01をactiveにする。
本来なら「source test01」だけでいいのだが、pyenv使ってるとシェルが落ちるのでフルパスを指定する。
source /Users/runble1/.pyenv/versions/miniconda3-3.8.3/envs/test01/bin/activate test01
(test01)がカーソルの一番左に付いたら、仮想環境test01がactiveになっている。
4. condaコマンドが動かなかった
pyenvのパスを設定してないと、condaコマンドを実行できない。
注意だ。
conda create -n test01 numpy scipy scikit-learn matplotlib cython ipython ipython-notebook pandas 以下が表示 -bash: conda: command not found
参考
MacでPythonの機械学習環境構築(2015年2月版) – old school magic
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